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【クルマ×アソビ #6】ボールウォッチ×ランクル――美しさとマッシブな力強さを兼ね備えたハイスペックの塊

【クルマ×アソビ #6】ボールウォッチ×ランクル――美しさとマッシブな力強さを兼ね備えたハイスペックの塊

「時計とクルマには共通点がある」をテーマに、編集部セレクトのセットアップを紹介する本企画。第2回目は鉄道時計を祖にするスイス時計「ボールウォッチ」と、マッシブなSUVでロングランヒットを続ける「ランドクルーザー」の関係性とは?
●ハイスペックの塊な両者に共通する点は?
「この時計にマッチするクルマって何?」をテーマに、編集部セレクトのセットアップを紹介する本企画。第2回目のキーワードは「タフさと美しさの両立」です。

 今回、VAGUE時計担当の三宅が選んだ1本は、アメリカ鉄道産業に端を発するボールウォッチのダイバーズクロノグラフ「エンジニア ハイドロカーボン ネドゥ G5」(57万2000円、消費税込み)。
 対して、編集長の金子が選んだのは、70年かけて累計約1040万台、年間30万台以上の実績を持ち、信頼性・耐久性・悪路走破性を鍛え、進化し続けてきた唯一無二の存在であるトヨタが誇る高級SUV「ランドクルーザー300系」(510万円から800万円、消費税込み)です。
 まずは、歴史的な背景と、両者の特徴的な機能から。どちらも極限状況を踏破するためのハイスペックな機構の塊になっています。
三宅:ボールウォッチが設立されたのは1891年。アメリカの鉄道産業が盛り上がりを見せると、そのなかで時計師の時計が狂っていたため、大きな事故が起きたんです。そこで正確なスーパーコピー時計 代引き 対応を作る必要があり、ボールウォッチが誕生したという歴史があります。現在、製造はスイスのラ・ショー・ド・フォンで行われています。
金子:なるほど。実はランドクルーザーも戦後の日本で1951年に、米軍の要請により国家地方警察のパトロールカーとして採用された経緯があります。当時の車名は「トヨタ ジープBJ」で、1954年に「トヨタ ランドクルーザー」として現在の名称に変更されました。
三宅:どっちもアメリカ絡みなんですね、意外。
金子:そうですね。ランクルシリーズはその後「Heavy Duty」の「70(ナナマル)」、「Light Duty」の現プラド系、そして「Station Wagon」として現300系と様々なバリエーションを展開し現在も超人気の車種になります。いま売っているのは3.5リッターガソリン車/3.3リッターディーゼル車というパワートレインに加えて、デザインは標準仕様/GRスポーツ仕様など、中身や見た目などでバリエーションが豊富です。それでいてどのモデルにも共通するのが「どこへでも行き、生きて帰ってこられるクルマ」のキャッチコピー通り、その走破性はSUVの中でもトップクラスです。
三宅:そういう意味では、この「ネドゥ G5」もとにかくタフで、プロユースのダイバーズウォッチとして600m防水を備え、耐衝撃性も7500Gsという独自の衝撃規格をクリアしています。円運動をするように設計された振り子のハンマーを1.5m離れた位置から時計に振り下ろすほか、二方向のみならず、第三の方向として、構造上比較的弱いとされるリューズにも衝撃を与えるといった徹底ぶりです。

金子:そんなことして壊れないんだ…。ただ最新ランクルもすごいですよ。サスペンションの基本性能(ホイールアーティキュレーション : タイヤの浮きづらさ)は向上していますし、走行路面を判定し、自動でモード選択する“マルチテレインセレクト”の採用。「信頼性・耐久性・悪路走破性」を体現する基本的なフレーム構造しながら、世界中のどんな道でも運転しやすく、疲れにくい走りを実現しています。
●どんな状況でも信頼できる「堅牢」かつデザインにもこだわったポイント
三宅:ランクルはまさにマッシブな高級SUVとしての存在感がありますね。デザイン面はどうですか?
金子:70年のランドクルーザーのヘリテージを継承しながら、オフロード走行時のダメージを受けにくいランプ位置やバンパー造形など、「機能美」を追求しているのが特徴です。
三宅:たしかにゴツゴツしていながらも、どこかエレガントな雰囲気を醸し出していますよね。ボールウォッチも本格ダイバーズウォッチでありながら、スイス製らしく秒針の細かなあしらいや、リューズガードの細工が美しい印象を与えてくれます。
金子:たしかに。これ、なんでリューズにガードがあるんですか?
三宅:これはですね、ヒューマンエラー対策でして。どんなに高い防水機能を持っていても、リューズを締め忘れると水が入っちゃうんですが、それを防止するためにリューズを締めないとガードがカチッとはまらないように工夫されているんです。
金子:なるほど!
三宅:あと、ボールウォッチはタフな機能性を追求しているので、衝撃から時計を守るために「スプリングロック耐震システム」を採用しています。そのため厚みや重みもそれなりにありますが、「ネドゥ G5」は軽量かつ頑丈なグレード5チタンをケースに使うことで、見かけよりずっと軽く感じます。
金子:アウトドアで使うからには重すぎると困りますしね。
三宅:はい、さらに針・文字盤へ21個の「自発光マイクロ・ガスライト」を搭載しています。これは蓄光による一般的なルミノバとは違い、光を受けなくても自発光するので、どんなときでも時間を視認できるというわけです。
金子:そういう意味では、このランクルも内装は悪路状況でもクルマの姿勢を捉えやすい水平基調のインストルメントパネルを採用していて、直感操作ができるスイッチ類を機能ごとにレイアウトし、形状や色など操作性を考慮したデザインになっています。見やすさって大事ですよね。

金子:世界一過酷なダカールラリーで鍛え、創り上げられたクルマ「GRSPORT」も設定するなど、ランクルは本格派のために作られているので、安心感は半端じゃないかな。
三宅:ダイバーズウォッチもアウトドアなど極限状況でも使えることが前提です。「壊れない」をブランドフィロソフィにしているボールウォッチは、まさに安心の相棒として親しまれています。
金子:いわゆるオーバースペックなマシンってロマンがありますよね。こんな話をしてたら、海に行きたくなってきた…。
三宅:ですね。大人のためのラグジュアリーなスポーツを叶えてくれる、強くて、美しくて、信頼の置けるマシンで今すぐ遊びに行きましょう!

カシオ「エディフィス」より、レーシングチーム「TOM’S」の創立50周年記念モデルが登場

カシオ「エディフィス」より、レーシングチーム「TOM’S」の創立50周年記念モデルが登場
  カシオは、「Speed and Intelligence」をコンセプトとするEDIFICE(エディフィス)の新作として、レーシングチーム「TOM’S(トムス)」の創立50周年記念モデルを発表した。記念モデルはTOM'Sの名を一躍有名にした初代レーシングカー「TOM’SスターレットKP47」をモチーフとしており、そのボディカラーや造形がデザインに落とし込まれている。2024年8月9日より発売予定だ。

  
「TOM’SスターレットKP47」は、チームの創成期を支えた原点とも呼ぶべき存在だ。1970年代のマイナーツーリングレースでのポールポジション22回、優勝20回、シリーズチャンピオン3回など、数々の記録を残した伝説的マシンとして語り継がれている。

TOM'Sの原点をモチーフとした50周年記念モデル
  カシオは、エディフィスの新作コラボレーションモデルとして、レーシングチーム「TOM’S(トムス)」の創立50周年記念モデルを発表した。

  
エディフィス「TOM’S 50周年記念モデル」Ref.EFS-S641TMS
クォーツ。駆動時間約5カ月。カーボン×SSケース(直径44.5mm、厚さ13.3mm)。10気圧防水。4万4000円(税込み)。2024年8月9日発売開始予定(8月1日より予約開始)。

  「TOM’S」は、1974年に創立された日本を代表するレーシングチームのひとつだ。トヨタのオフィシャルチューナーとして、主にトヨタ車向けのアフターパーツやコンプリートカーなどの開発・販売を手掛けるほか、「SUPER GT」、「SUPER FORMULA」をはじめ、国内外のレースにトヨタのセミワークスチームとして参戦している。また、エディフィスは、同チームを2013年よりオフィシャルパートナーとしてサポートしている。

  その創立50周年を祝う本作は、「TOM’S」を象徴するレーシングカー、TOM’SスターレットKP47のカーデザインを、忠実にデザインへと落とし込んだコラボレーションモデルだ。そのボディカラーの白、赤、緑を文字盤、レザー遊環などへ配色することで、モータースポーツへの強いリスペクトを感じさせる、メモリアルウォッチにふさわしい顔立ちを備えた。

  
3時位置のハニカムパターンは、フロントグリルと3K-Rエンジンから着想を得たものだ。2層構造のシースルーデザインによって、エンジンのヘッドカバーを想起させる紫色が覗いている。

  また本作の文字盤には、TOM’Sを象徴するホイールである「井桁ホイール」をイメージしたインダイアルが配置されている。1970年代のレースシーンを席巻した同チームの勇姿を想起させるだけでなく、ソーラー発電の効率を高めてくれる意匠だ。さらに、TOM'Sのエースカーナンバー「36」が、ミニッツマーカーの36分位置にガラス印刷されるなど、細部にまで凝った数々のコラボレーション仕様が見られる。

  
上下のインダイアルでは、井桁ホイールの特徴的なスポーク形状をシルエットで表現。これにより、盤面の光透過率を確保し、インダイアル部でのソーラー発電を可能としている。

  ケースはカーボンファイバー強化樹脂製で、その造形はレーシングカーのサスペンションアームをモチーフとしている。また、その裏蓋には、コラボレーションを象徴するTOM'SとEDIFICEのダブルネームロゴが刻印されている。

  革バンドも専用にデザインされた特別仕様だ。1970年代に使用されていたTOM'Sファーストロゴが印象的にあしらわれたほか、ステッチ、バンドエッジはグリーンに彩られ、「TOM'SスターレットKP47」のセンターピラーをモチーフにした立体デザインが施されるなど、スーパーコピー 腕時計全体で特別感が高められている。

  
メタル遊環は、穴あけ加工とテーパー形状を施し、サイドミラーの造形を再現している。レザー遊環はボディカラーで彩られた。

  さらに本作には、TOM'Sの新旧ロゴをレイアウトしたスペシャルパッケージが付属する。こちらもTOM'SスターレットKP47の車体カラーである、ホワイト、レッド、グリーンを基調にデザインされている。

  Contact info:カシオ計算機お客様相談室 Tel.0120-088925

注目高まるコルムスーパーコピー「ゴールデンブリッジ クラシック」が待望の再入荷

注目高まるコルムスーパーコピー「ゴールデンブリッジ クラシック」が待望の再入荷
  コルムのアイコンのひとつであり、トノー型ケースに、バゲット型と呼ばれる輪列が縦一列に並んだムーブメントを搭載した「ゴールデンブリッジ」が2023年10月に再入荷を果たした。好事家からの再注目により人気が徐々に高まっていることに対し、特徴的なケースとムーブメントの構造に起因する組み立て難易度の高さからゴールデンブリッジは年産約150本程度に留まる。依然として入手は困難とは言え、今回の再入荷はファンにとては待望のニュースであろう。

  

再入荷されたコルム「ゴールデンブリッジ」とは?
  コルムの「ゴールデンブリッジ」は、独立時計師ヴィンセント・カラブレーゼが製造した、輪列が縦一列に並んだバゲット型ムーブメントのプロトタイプが元となっている。このプロトタイプは1977年にジュネーブの国際発明展で金賞を受賞しており、この製品化に向けてヴィンセント・カラブレーゼは複数の時計メゾンを訪問していた。その中で出会ったのがコルムおよびコルム創業者のルネ・ヴァンヴァルトである。

  コルムの創業は1955年であり、ルネ・ヴァンヴァルトはコルム創業以前に多数のメゾンで多くの有名コレクションを生み出してきた経歴を持つ。その功績が認められてルイ・ヴァンヴァルトは、2000年に時計業界のノーベル賞とも呼ばれる「ガイア賞」を起業家として初めて受賞した経歴を持つ。

  アヴァンギャルドでチャレンジングな時計を作り続けてきた二人は意気投合し、出会って僅か数時間で製品化の契約を結ぶことが決まったとされる。その後の妥協なきブラッシュアップの末、特徴的なムーブメントを時計表裏の両面だけでなく側面からも鑑賞可能なトノーケースが採用された現在の姿が生み出された。

  
コルム「ゴールデンブリッジ クラシック」
手巻き(Cal.CO 113)。19石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約40時間。18KRGケース(縦51.0×横34.0mm、厚さ11.35mm)。30m防水。770万円(税込み)。

  そんなコルムのゴールデンブリッジの、独自性やアイコニックな存在感は、登場以来市場から評価されてきた。加えて、近年の世界的な高級腕時計への注目および購買熱の高まりにより、ゴールデンブリッジも再注目されている。その証拠に、日本においても23年上半期のゴールデンブリッジの売り上げは前年上半期比約2.5倍となっている。一方、その特徴的な構造に起因する組み立て難易度の高さから、ゴールデンブリッジは年産約150本程度に留まっており、日本での流通本数も限られていた。

  この状況の中で、「ゴールデンブリッジ クラシック」が23年10月に日本再入荷を果たした。アイコンであるバゲット型の手巻きムーブメントCal.CO 113を搭載し、ケースは18Kローズゴールド製である。依然として入手しやすいとは言い難いが、今回の再入荷は、本作を高く評価する好事家にとって待望のニュースであると言えるだろう。

  Contact info: GMインターナショナル  Tel.03-5828-9080

グラン・フー エナメルで彩られた、パルミジャーニ・フルリエのミニッツリピーター「ロサ・アルバ」と「ロサ・コスミカ」が登場

グラン・フー エナメルで彩られた、パルミジャーニ・フルリエのミニッツリピーター「ロサ・アルバ」と「ロサ・コスミカ」が登場
  パルミジャーニ・フルリエは、5本のミニッツリピーターからなる「レ・ローズ・カレ」コレクションに、イエローカラーの「ロサ・アルバ」とブラウンカラーの「ロサ・コスミカ」を追加した。

  

レ・ローズ・カレ コレクション・グラン・フー
  
レ・ローズ・カレ コレクション・グラン・フー「ロサ・コスミカ」
手巻き(cal.PF355)。35石。2万1600振動/時。パワーリザーブ約72時間。18KWGケース(直径42mm、厚さ13.39mm)。10m防水。予価600,000スイスフラン。

  創立25周年となる2021年に、パルミジャーニ・フルリエはその歴史の中でももっともハイレベルなプロジェクトのひとつである懐中時計「ラ・ローズ・カレ」を発表した。このプロジェクトは、5本のミニッツリピーターからなるシリーズ「レ・ローズ・カレ(Les Roses Carrées / 四角い薔薇)」へと進化を遂げた。そしてこの度、木々の紅葉が深まる色彩ゆたかな秋の季節に、ブルーとレッドに続き、イエローとブラウンのグランフーエナメルで彩られた「ロサ・コスミカ」と「ロサ・アルバ」が発表された。

  これら5本のタイムピースは、ミニッツリピーター機能を搭載しており、ムーブメントは精緻な彫刻とエナメルの装飾で仕上げられている。この装飾を手がけた「黄金の手」と呼ばれる職人たちは、ミシェル・パルミジャーニがその腕を認め、今ではファミリーとなった選りすぐりのチームである。これらの作品は、パルミジャーニ・フルリエの最上級の基準に則ってつくられていて、機構としても、アートピースとしても市場における最も高度な規格に適合している。

  


  直径42mmのホワイトゴールド製ケースには、ローズ・カレ(四角い薔薇)モチーフが手彫りされている。ハンターケースバックのカバーと荒く削られたダイアルは、ブラウンのグラン・フー エナメルで覆われた。四角い薔薇文様のハンターケースの内側には、カテドラルゴングを備えた手巻きミニッツリピーターのムーブメントが隠れている。

  ムーブメントのスケルトン加工と完璧な面取り仕上げが描き出すのは、パルミジャーニ・フルリエのノウハウとクラフツマンシップの粋を集めた、独創的でポエティックな作品だ。

  ブリッジの形状、ブリッジの輪郭のくり抜き、オープンワークの大きさと範囲は、芸術的な特徴であり、美的なアイデンティティを示すものであり、仕上げとディテールに細心の注意が払われていることを示す指標でもある。

  
レ・ローズ・カレ コレクション・グラン・フー「ロサ・アルバ」
手巻き(cal.PF355)。35石。2万1600振動/時。パワーリザーブ約72時間。18KWGケース(直径42mm、厚さ13.39mm)。10m防水。予価600,000スイスフラン。

  曲線と反曲線、調和のとれた湾曲、面取りの深さ、114箇所ある内角と外角などから見られるように、「ラ・ローズ・カレ」は職人の偉業が結集した作品である。面取り、研磨、表面加工はすべて手作業で行われている。このように、美しさ、希少性、実質が、茎、花びらが一体となり、手首に咲く薔薇をつくりだしている。

  


  ダイアルは、グレイン仕上げの表面を演出するために荒らされ、その上に4層のエナメルが重ねられ、カバーには6層のエナメルが重ねられている。表面もまた、職人の手で丁寧に磨き上げられる。これらのユニークピースのひとつひとつが、ミシェル・パルミジャーニが大切にする「ラ・ローズ・カレ」モチーフの彫刻と、エナメル加工のハンターケースを組み合わせ、ケースの内側から響く調和のとれた音響を保証する。

  カテドラルゴングの響きには特にこだわっていて、澱みなく音が通るように背面と中央部が空洞になっている。ミドルケースにも、エナメルダイアルの下にもスペースをつくれるように、特殊な設計がされている。この構造は、スーパーコピー時計の美観と同じレベルの上質な音を実現するために考慮されたものだ。ムーブメントは392個の部品で構成され、約72時間のパワーリザーブを保証する。ミニッツリピーター機構は、作動時に時刻が設定されることを防ぐ安全機構を備え、時、15分、分がなめらかに鳴り響く。超速ガバナーが、完璧な規則性を実現させている。

  
彫刻師によるエングレービングで、時計のミドルケース、ベゼル、ケースバックに「ローズ・カレ」(四角い薔薇)のモチーフが整然と配置されている。

  Contact info: パルミジャーニ・フルリエ pfd.japan@parmigiani.com

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